基本から難関大対策まで!独学でも学べる世界史の講義系参考書5冊
今回ご紹介するのは、世界史の講義系参考書5冊です。
学校で世界史の授業を取っていない人や、授業を受けても分かりづらいと感じている人にもおすすめの教材となっています。
また、学校の授業進度よりも早く世界史の知識を一通りマスターしたい人にもおすすめです。
今回ご紹介する5冊の参考書はどれも、予備校の授業を文字起こししたような分かりやすい内容となっていますが、5冊それぞれで問題の難易度が異なります。
センター対策などの基本的なレベルから学べる参考書や、早慶や国公立大学などの難関大学志望者向けのものまでありますので、自分の志望大学や現在の知識レベルに合った教材を見つけてください。
また、教材によって図やイラストが多いものから、教科書のような形で暗記事項がまとめて整理されているものまでさまざまです。
それでは、各教材の特長を具体的にご紹介します。
早慶や国公立など難関大対策におすすめ『青木の世界史講義の実況中継』と『ナビゲーター世界史』
最初にご紹介する講義系参考書は『青木の世界史講義の実況中継』と『ナビゲーター世界史』の2冊です。
これらの教材はどちらも、早慶や国公立などの難関大の入試対策に使えるレベルとなっています。
『青木の世界史講義の実況中継』は、予備校の世界史の授業をそのまま文字起こししたような内容となっていて、分かりやすいのが特長です。
世界史の入試問題に出題される知識はほぼすべて網羅されているため、難関大志望者の人は『青木の世界史講義の実況中継』を使って知識をマスターしていってください。
一方、『ナビゲーター世界史』の方は扱われている問題のレベルは『青木の世界史講義の実況中継』と変わりませんが、こちらは教科書をかみ砕いて説明したような内容構成となっています。
文章は講義形式よりも少し固いので、分かりやすさという点では『青木の世界史講義の実況中継』の方が優秀です。
ただし、『ナビゲーター世界史』の方には暗記用問題集がセットで付いているため、世界史で覚えるべき知識がまとめて覚えられるメリットがあります。
分かりやすい説明を求める人は『青木の世界史講義の実況中継』、教科書のようにまとまった教材で勉強したい人は『ナビゲーター世界史』を使って学習していくのがおすすめです。
MARCHなど標準レベルの知識をコンパクトに学べる『パノラマ世界史』と『きめる!センター世界史』
次にご紹介する『神余のパノラマ世界史』と『きめる!センター世界史』の2冊は、どちらも入試の基本から標準レベルの知識をコンパクトに学ぶことができる教材です。
MARCHレベルまでの入試にはこの2冊の内どちらかをしっかり仕上げれば十分対応できます。
『きめる!センター世界史』はタイトルの通り共通テスト対策のための教材ですが、この教材の知識でMARCHレベルまでの入試問題を攻略可能です。
1冊で世界史の通史を一通り網羅できるため、コンパクトで使いやすい教材となっています。
一方、『神余のパノラマ世界史』の方も同じく標準レベルの内容が掲載されていますが、こちらの方がイラストや図が多くなっています。
志望大学の過去問で、写真や図表を使った資料問題が出題されるような場合には『神余のパノラマ世界史』の方がおすすめです。
最初にご紹介した『ナビゲーター世界史』や『青木の世界史講義の実況中継』は分量が多いため最後までやりきるのに時間がかかってしまいますが、『きめる!センター世界史』や『神余のパノラマ世界史』であればそれほど時間はかかりません。
そのため、MARCHレベルまでの知識をスピーディーに覚えてしまいたい人は、『きめる!センター世界史』または『神余のパノラマ世界史』のどちらかをおすすめします。
必要最低限の世界史の知識が漫画形式で学べる『教科書よりやさしい世界史』
最後にご紹介する『教科書よりやさしい世界史』は、世界史の必要最低限の情報を1冊にまとめた参考書です。
世界史を今まで全くやったことがない人におすすめの教材となっています。
歴史上の人物をキャラクター化して漫画のような形で紹介している教材なので、教科書を読むのが苦手な人でも学習しやすいのが特長です。
世界史に強い苦手意識がある人や、とりあえず必要最低限のことだけがわかるようになりたいという人には教科書よりやさしい世界史』から学習を始めることをおすすめします。
まとめ
今回は、世界史のおすすめ参考書を5冊ご紹介しました。
今回ご紹介した教材は、どれも学校の授業を取っていなくても独学で進められる分かりやすいものばかりです。
世界史の授業を取っていない人や授業がわかりにくい人、学校の授業よりも先に進めていきたい人は5冊の内自分のレベルに合ったものを選んでください。
早慶や国公立大学など難関大学を目指す人は『青木の世界史講義の実況中継』か『ナビゲーター世界史』のどちらかをおすすめします。
MARCHレベルまでの内容をコンパクトにまとめた教材が良い人は『きめる!センター世界史』か『神余のパノラマ世界史』に取り組みましょう。
そして、世界史に強い苦手意識がある人や、教科書を読んでもいまひとつ理解できないという人には、漫画キャラクターを用いた解説が分かりやすい『教科書よりやさしい世界史』を使ってください。
今回のおすすめ参考書の中から自分に合った教材を見つけて、世界史の理解を効率よく進めていきましょう。